渋谷すばるという人

いよいよ6人の関ジャニ∞が始まります。

しかし、セブンイレブンでは7色のグッズがこれから発売され、森永製菓でも7人のCMが始まるとか。

プレ販が始まったグッズの中にも、ペンラのライトが赤色に光ったり、なんといってもGR8EST BABYという7人の遺伝子のかたまりがいたりと、すばるの痕跡がちらほら。

そんなにすぐに消せるものではないですよね。


すばる担ではない私が書くのはおこがましいですが、私の目から見たすばるについて、ここに書き留めたいと思います。


私のすばるの第一印象は、「西のすばる」がタッキーと同じくらい人気を誇っていた時でした。

私はタッキー派だったので、正直すばるの独特な歌い方は苦手で、まさか最終的にその人の脱退でここまで心が揺さぶられることになるとは、思ってもみませんでした。


私がeighterになってしばらくのすばるは、ここ最近のすばるよりもっとずっと「いつエイトを辞めてもおかしくない」雰囲気でした。気分屋で、アーティスト気質で、なんとかアイドルっぽく見えないようにすることにこだわってた印象です。

それがここ最近、関ジャニ∞でいられることを誇りに思うような言動が増え、ビジュアル面もアイドルらしく綺麗に整い、メンバーといることを心から楽しんでいるように変わってきました。

すばるも大人になって、バンドマンっぽくなることを諦めて関ジャニ∞として生きることに決めたのかと思っていたのですが、思えばそれはすばるの自制のため、自己暗示をかけるための行動だったのかもしれません。もしくは、終わりに向けて最後のアイドル姿を見せようとしてくれてたのかも。

渋谷すばるは本当に食えない、難しい人です。


そんな難しく不安定な人でしたが、確実にすばるはこれまでの関ジャニ∞の支柱であり絶対的センターでした。

メンバーもみんなそう思っていた気がします。みんなすばるのことが大好きで、すばるが面白いことを言えばみんなで大笑いし、すばるが歌うためにみんな楽器を練習し、すばると一緒のグループでいることを誇りに思っていました。

それはすばるにとっても大きな力になったと思うし、それがあったからすばるは今日まで関ジャニ∞にいられたのだと思います。もっとメンバー関係が希薄で、すばるへのここまでのリスペクトがなければ、関ジャニ∞渋谷すばるという人はとっくにいなくなっていた気がします。


話は変わりますが、今回のすばるの件でメンバーからあまり謝罪の言葉を聞いていないことに最近気がつきました。

比べるようで申し訳ないのですが、KAT-TUNからメンバーが脱退した時、残ったメンバーは何度も何度も関係者やファンに謝罪していました。関係者向けには必要なことなのかもしれませんが、ファンとしては謝罪される度に辞めていったメンバーがどんどん悪者になり、楽しかった大切な思い出まで嫌なものに変わっていった気がしていました。

私の中でその呪縛が解けたのは、KAT-TUN10周年のツアーの時です。最後のMCで、亀ちゃんは辞めていった元メンバーの名前を出して、感謝していると言ってくれました。私が大事にしてた思い出を無かったことにせず、まるっと受け止めて進んでくれていることが嬉しくて、それまで興味を失っていたKAT-TUNに対しても、また応援したい気持ちが湧いてきました。

それまでに私は5年かかりました。

関ジャニ∞は今回の件で、否定的なことも言わないし、ネガティブなところも見せないし、謝罪も最低限でした。

それによってeighterは自然と、メンバーのすばるへの愛と感謝の気持ちと、温かい友情と、これからへの希望に目を向けさせられています。やりきれない思いはありますが、怒りや反発の気持ちは生まれませんでした。

素敵なグループを好きになったと、誇りに思えます。


とか言って「辞めるの辞めます」と言ってくれたら、いつでも大歓迎ですけどね。

やっぱりすばるの声がない関ジャニ∞の歌も、すばるのいないライブも、すばるのいないバラエティ番組も、全然想像がつかないです。関ジャニ∞の中でおっさんになっていく姿を見ていたかったし、一緒におばはんになっていきたかったです。

でもそれですばるが心から笑えなくなってしまうのは嫌なので、身を引き裂かれる痛みを感じながら見送ります。


クロニクル が素敵な言葉を贈ってくれましたね。

「いつか本当の初老になった時、みんなが笑ってますように。」

もうそれだけが頼りです。

いつか8人で笑いあう姿をミセテクレ!


すばる、

あーりーがーとーうー!!!